「袋城」レポートを公開しました
清水ふるさと塾・清水地区研究班によるレポート「袋城(ふくろじょう)武田氏が築いた水軍基地/清水湊の発祥」を公開しました。
●「袋城(ふくろじょう)武田氏が築いた水軍基地/清水湊の発祥」≫
「袋城レポート」は、清水湊の発祥となった武田氏による袋城の成立を中心に、当時の姿を現在の地形のなかから再現しようというものです。
レポートでは、古文書や郷土資料に記された地形の変化を説明するとともに、今は、暗渠となり住宅地の地下を流れる溝川の現地調査に基づく考察を加えています。
清水の歴史を語るなかで、地形の変化は重要な要素といえます。巴川の流れ、河口の位置などは中世から近代にかけて大きく変化しています。なかでも、清水が交易の拠点として発展した戦国時代から江戸時代にかけては、人工的な河川改修や地震による海岸の隆起など、全国的にもまれな変化が起こっています。

レポートが推測した袋城の時代の地図。袋城は駿河湾に面し、背後には大型の軍船が入る川があった。
コンクリートで囲われた小さな流れが、400年前には幅数十メートルの川幅だったことを想像すると、見慣れた町の景色が一変します。書物で調べるだけでなく、現場を歩き、現場の見ることの大切さを感じます。
市井の研究者故に稚拙な部分も多々あると思いますが、このレポートをきっかけに、郷土の歴史への関心が少しでも高まることを祈っております。

