「昭和14年の清水」を公開準備中
8月16日、清水南高郷土研究部と清水鉄道遺産保存会が主催した、「清水港線ガイドウォーク」に、清水ふるさと塾から3名が参加し、現役高校生の案内で、清水駅から、廃線となった清水港線の跡を、終点の三保駅へ、さらに塚間の渡船場まで足を伸ばしました。
炎天下での開催でしたが、主催者である高校生のみなさんの入念な準備もあって、日頃は見逃してしまう細かな場所に、戦前戦後の歴史を感じる痕跡が残っていることが判り、中身の濃いガイドウォークとなりました。
話は前後しますが、ガイドウォークの1ヶ月前、清水ふるさと塾では「袋城から江尻城、海船川」を訪ねるウォーキングを実施しました。その時に、メンバーの一人が県立図書館で閲覧しコピーしてきた資料を持参しました。昭和14年に清水商工会議所が発行した「清水市之栞」と題された大判の地図です。
都市計画図を含む清水市全図と裏面に観光ガイドのような解説が印刷されている、観光マップのような作りになっています。
清水港線ガイドウォークの後、「清水市之栞」を改めて見てみると、清水港線の成り立ちが戦時下の産業政策と深く結びついていることを改めて感じます。清水の経済基盤を作り、今も支えている大工場が、昭和の始めから敗戦までの時期に清水に誘致され、国策工場とし大きな役割を果たしています。「清水市之栞」は、それらの工場を誘致のための宣伝マップでした。
8月の、清水港線ガイドウォークで見聞したこととを基に、「清水市之栞」に描かれたマップから、清水が産業都市としての、どのような経緯をたどってきたのかを検証しようと思います。
清水ふるさと塾・近代遺産研究班では、「昭和14年の清水/「清水市之栞」から見る産業都市の成立」(仮題)の公開を準備しています。

昭和14年、清水商工会議所が発行した「清水市之栞」

コメント
先日、「清水市之栞」を購入しました。
(手配などは、ふるさと塾の仲間にやってもらいましたので
私は「頼みま~す」「ありがとう」で済みましたけど)
当たり前のことですが、コピーより現物はいいですね。
「清水市之栞」に感激した勢いで、古本屋通販から、
「清水市史・全三巻」も購入しました。(こちらは自力で)
これまで図書館から借りて読んでいましたが、これで返却日を
気にしないで手元に置いとけます。
磯波 | 2008年09月24日
昭和14年の清水市之栞、期待しています。
よく似た題名ですが、県立図書館には『清水港之栞』(桜田書店、1912)という明治末に出たガイドブックもあり、当時の旅館の名前とか娯楽とか、いろいろ分かってこれも面白かったです。
真丹後 | 2008年09月23日
公開準備中ばかりが掲載されていますが、それによって担当者に「早くせい」と圧力を掛ける高度な技でもあります。今しばらくお待ち下さい。
磯波 | 2008年09月15日
色つきできれいな栞ですね。昭和14年というと戦前、両親がまだ幼いころの清水の様子がわかりそうで是非見たいです。
小梅 | 2008年09月15日